不思議な初夢
遠くで聞こえる爆発音。肌に感じる砂埃の感触。

見渡すと、私は大きな都市の道端で『何者か』から逃げているところだった。

廃墟。

街中すべての建物は戦争の跡のような様相で、地面の下にあるはずのアスファルトは、ほとんど砂で覆いつくされていた。

爆音と逃げていることは無関係ではないと感じたが、それ以上の思考は働かず、『逃げること』それだけで頭の中はいっぱいだった。

数分か、数時間か。
逃げ惑いながら、町のとある一角へ入り込む。
右手に大きな砂山が見えた。
その上から人の声---

自分を制止しているようだが、はっきりと聞こえない。
そのまま進む。

前方に大きなビル。
今にも崩れそうなその建物の割れた窓から、動くものが出てきた。
魚…いや、深海魚だ、と思った。
地上であるにもかかわらず、そう表現するしかない生物。
それぞれの窓から大小さまざまな大きさの不気味な深海魚が顔を出している。数十匹?いや、小さいものを数えるともっと膨大な数だ。

恐怖で足が止まり、しばらくその様子を見ていた。
どうやらその生物はビルからは離れられず、窓から細長い体を出し入れしているだけのように見えた。しかし、その中の一匹があまりにも巨大だった(姿はリュウグウノツカイに酷似)ため、それ以上前進するのを諦め、砂山がある後方へと引き返した。

先ほどの砂の上の男が言う。
「だから止まれって言っただろ。この先は危険なんだ。」

また、しばらく記憶が飛び、自分はもう逃げる気力を失いかけていた。
そしてついに『何者か』に追いつかれる。

すぐ背後から男とも女ともわからない声で話しかけられた。
「つかまえた」
ゆっくりと振り返る。

そこには、幼い男の子がいた。
三輪車らしきものに乗っている、金髪の…白人?
「俺は君から逃げていたのか?」
と尋ねると、その子は

「そうだよ。」

と答えた。笑顔だった。

その子は続けて何か話していたけれど、よく聞き取れないまま、意識は深い闇の底へ…

(ここで目覚め。夢なのでオチはありません。)

2012/01/09(Mon) | 記事のURL | 奄美屋日記 | コメント(0) | トラックバック(0) | ▲ top
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