情けはネコのためニャらず
ペット禁止のアパートなのでノラ猫を拾ったり助けたりすることはないのですが、今回は事情が違って、助けざるを得ない状況になっちゃってました。

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こんな状態。

身動き取れないネコさん。この写真はおびき寄せ中で、最初はこの右側(手が届かない場所)にうずくまってました。
目が見えてない様子で、動けない。となれば自分しか助けることができる存在はないということ。これはさすがに無視できません。

手が届くとこまで来たらあとはOK。動作が緩慢すぎるのですぐに捕獲。あらかじめ用意しておいたダンボールに入れて様子見。

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しょせんペットは飼えないので、情が移ってもいけないと思いながらも、顔のよごれがひどいのでタオルでごしごし。気持ちよさそうでした。目の周りが腫れてるような症状で、視界は確保されてない感じ。
『目が見えないせいで動けない』と考えたので、『もし目の治療ができるなら普通のノラ猫に戻せるかも?』と安易な期待を持ちつつ、動物病院へ。

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結果は…甘くなかったです。
このネコさん(メス)は生まれつき目が見えていなく、耳も聞こえているか怪しい、とのことでした。つまりずっと飼い猫だったということ。とりあえず飼い主を探しましょう、という結論で診察は終了。
熱も高かったので熱冷ましの薬を飲ませてもらいましたが、診察とお薬代はサービスしていただきました…。感謝。

飼い主を探すといっても、うちはペット禁止なので置いておけず、でもこの状態のネコさんを廊下に置くのもどうかと思ったので大家さんに相談して引き取ってもらいました。(飼い主の心当たりがありそうでした)
状態がひどかったので、元の飼い主のところには帰ってほしくなかったりしますが…あえて結果は聞かないでおこうかな。

以上、経過報告でした。

動物病院から出たときに、ダンボールを持った自分のところに通りかかった地元の中学生たちが集まってきました。簡単にネコさんの状態と『見知らぬネコだけど動けないから連れてきた』ことを説明。その中学生たちが少しでも何かを感じてくれたら…自分の行動も無駄じゃないよね?と言い聞かせてみたり。
2010/10/07(Thu) | 記事のURL | 奄美屋日記 | コメント(1) | トラックバック(0) | ▲ top
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コメント
しょうさんも動物病院の方も優しい~♡
目も耳も不自由だなんて、これからが心配な猫ですね。


2010/10/20  | URL | nOn #3eEnWz12[ 編集]

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